2週間ほど追いかけっこしていたあの鹿が突然現れなくなって1週間ほど経った。

我が家にあらわれて数日経った頃、後ろ脚に怪我をしているようだったので友人のハンターに連絡したら、「明日の朝なら行けるよ。見てみてダメなようだったら撃ちますか?」との返事。でもその返事を聞いたら、それはそれで「ちょっと待って」という気持ちになった。

駐車場の草を食べ、我が家の庭でゆっくりできたおかげか、その傷も癒えたようで日に日に余裕のある走りっぷりになった。

こちらはどうにか撃たれずに山へ帰って行ってくれないかと、日に何度も忍び足からダッシュしておどかしていた。薄暗い早朝からまぶたが落ちる夜中まで。お陰様で脚とお尻が筋肉痛に。

ご近所さんには害獣であるエゾシカ。僕らにはかわいい野生動物。

雪解けがすすみ、顔を出し始めた牧草や秋蒔き小麦を食べる鹿の群れが目に付くようになった。我が家に来ていた鹿があの群れの中にいれば良いのだが…